将来的な市場競争力の維持を念頭に置き、DXによる業務改革を行うため、DX推進プロジェクトを立ち上げました。
国内DX関連市場の規模は2022年度は約3兆円と見込まれ2030年度には6.5兆円になると予測されています。しかしながら、投資余力のない中小企業は大企業に比べ、DX化が遅れてしまっているという事実もあります。当社はそういった足並みの揃っていない現状を事業の成長機会と捉え必要性は理解していてもDX化が思うように進んでいない中小企業とともに、業務の効率化・自動化を進めるという点をスタート地点と定め、DX化に取り組んで行きます。
■RPAをベースにした自動化
既存顧客の基幹システムを構築している開発ツール(MagicXPA)よりRPAを呼び出せるツールを開発し、基幹システムと他システムの連動可能にいたします。メール・表計算・業務アプリ等と自動化ツールを通じ、社内データーベースの構築を行い、AI・BIツールを使った分析を通じて、データの見える化出来るシステム構築を行います。合わせて属人化している作業の見える化を実現します。
■AIツール(AzureAI・GoogleAI等)の積極的活用
■DX人材の育成について
社内講習会・勉強会の実施・学習教材・講習費用・資格取得費用等の会社負担
DX人材を育成するために会社として全面的に支援していきます。
■新規顧客開拓
地域の商工会等と連携を行い中小企業をターゲットにDX推進の具体的方策のツール開発&販売を行い、新規顧客開拓を目指します。2024年までに10件の顧客を新たに獲得します。
■既存顧客のDX推進事業
弊社がシステムを導入している企業に対してDX推進の支援事業者となりお客様との協力関係のもとDX推進のお手伝いをさせていただきます。既存顧客のうち50%以上を対象にDX推進の具体的方策をご提案し開発したツールを導入します。
■売上の拡大
2025年までに現在の売上に比べ、15%以上アップを目指します。
■人材の育成
2024年までに、DX推進アドバイザー認定試験の合格者2名を輩出します。
昨今、日本の企業の生産性低下が問題視されるようになってきております。経済産業省も日本企業の生産性アップを図るため、強力にDXを推し進めるべく、次々と策を講じてきております。
当社では、この生産性低下の原因のひとつが優秀な日本人であるがゆえではないかと考えております。基幹システムの不都合な部分について、現場の方達の努力で表計算ソフトを使用して解決してしまっていることが原因になっているのではと、すなわち、表計算ソフトにデータが保存されているために管理が属人化し基幹データベースにデータが蓄積されないという不具合が生じていると考えております。
今後は「ローコード・ノーコード」による現場の方による開発も主流になってくるのではと予想されております。当社は長年ローコードツールを使って、いろいろなシステムをつないでまいりました。長年培ったノウハウを生かし、現場の方が努力してこられたシステムを最大限生かしながら、DXのお手伝いが出来ればと考えております。
株式会社ヤマトシステム 代表取締役社長 今井 敬一
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